代々続く、山が人の手に渡ってしまった。
その山には藁みたいな屋根で百年前とかの柱があって、小さい頃はひいひい爺ちゃんの写真が怖かった家があった。
今は要予約の一日一組限定の田舎宿屋になった。
詰めの甘い性格のせいか、しきたりや習慣みたいのが嫌い。だから年上を敬う時もこんな人になりたいなと感じた時こそ最大の敬意を払いたい。
最大の敬意を払いたい祖先に出来る事は、歳月と思いの詰まった山を俺が買うことだと勝手に思ってる。
俺も時代を生きれる。過去も未来も生きれる。
あの電波もない縁側で、虫の声を聞き、日暮し読書に耽たい。一つの夢。
0 件のコメント:
コメントを投稿