2013年5月9日木曜日

精神と食の部屋








具なしペペロンチーノを作るという事は、すなわち心を摘む戦いだ。







仕事帰りにどこかで一杯呑んで帰りたい衝動を努めて抑え、帰宅して具なしペペロンチーノを作る事にした。






言うまでもないことだが、料理で最も大切なのは「おいしくなあれ」という念の強さだ。
このメンタリティはどうしても、誰かの為に作った方が強いパワーになる。
何事も「利己」より「利他」が勝る事を頭の隅にいれておいて欲しい。
また、具なしペペロンチーノは、日本食で言うところの「具なし塩おにぎり(海苔なし」)だ。
美味しいおにぎりは具がなくても美味しい。ならばペペロンチーノも同様のはずだ。


コツはいくつかある。最近気づいたものを含め。
・真摯にペペロンチーノを作るなら、ソース作りとパスタ茹では別々の時間軸で行う。
・乳化は強火で手短に行う。
・パスタ麺の湯切りはざるを使用して水分をしっかり切る。
・パスタを茹でるお湯は海水レベルまで塩気をつける。
これらを念頭に置くだけで、だいぶ変わってくる。

材料はにんにくと鷹の爪と小麦と水と塩。素材を究極に活かすイメージを。






まあまあ。







日々、精進。




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