何度か読んで、自分なりにようやく分かってきたので文章にする。
ネタばれが含まれます。
この話の中で二回でてくる
[死は生の対極としてではなく、その一部として存在している]
これが非常に大事なキーワードになっている。
自殺したキズキと直子と僕が大元の軸でキズキの死が生の一部として物語りが進む。加えて生の一部として死が極めて大切な要素にも見える。
病気で死ぬ緑の父と緑と僕であったり、自殺した直子とレイコさんと僕であったり、死者を交えた三角関係(恋愛関係ではない)によって生の一部のピースが埋まっていくような感触だ。
共通の大切な死者によって生者のより深まる愛?苦悩?だったりが最後僕とレイコさんがやってしまう理由なのかと思う。
映画も観に行こうかな。
最近、同じ本を何度も読むのが楽しいです。面白い本を教えて下さい。
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