2009年11月11日水曜日

物質性症候群

池袋駅西口で人を待っていた。



西口には、居酒屋の販売促進をしている店員、スケボーをしている人、座り込んでタバコを吸っている警備員、アコースティックギターを弾きながらとても小さな声で歌う青年がいた。 私は車道と歩道の間の柵に座った。

ふと、思い出したのは盗み聞きした話。自己満足と○○(自己満足によって影響を与える対象)の満足のバランスが大事である、という話。

ゲームをするなら自己満足で良いけれど、必ず何かに影響があるわけで、自分が何かをしようとするとき、そのバランスが重要だ。話を聞いてから、考えて、これは生きていく上でかなり重要な要素だと感じた。 今、自分の言葉で語るとなぜかくも当たり前な事に聞こえるのだろう。



アコースティックギターを弾きながら歌う青年の声が格段に大きくなった。



その場から離れて、立教大学を散歩してみることにした。立教大学はキリスト教らしく、レンガ造りの建物ばかりだ。新旧様々なレンガ造りがバランスの良くて、植物の蔓が安心感を与える。ぼーっとベンチに座っていると、時間がかなり経っていた。駅に向かった。



アコースティックギターを弾きながら歌う青年は青年達になっていた。

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